新潟県長岡市は20日、災害時に乳幼児のいる世帯が周囲に気兼ねなく避難できる「子育てあんしんの避難所」開設に向け、検討を始めました。

 乳幼児の夜泣きなどがあるため、子育て世帯は他の避難者に気を使い、不特定多数のために開設された避難所を敬遠する傾向があり、熊本地震でも母子避難所が別に開設されました。ところが熊本では、4〜5月の開設期間中の利用者は、定員20組に対しわずか3組。長岡市は、周知不足や普段からの子育て支援体制に課題があったとみています。

 そこで同市では熊本での例を教訓に、今春までに市内13カ所に開設した「子育ての駅」を子育て世帯向けの避難所とすることを想定。親子にとって普段から慣れ親しんだ施設のため、なじみやすいほか、平常時から保育士や助産師など専門スタッフが配置され、支援体制を組みやすい利点もあるといいます。

 市は20日に外部委員を入れて検討するプロジェクト会議をスタート。避難所として対応できるよう、各施設に設備や資材を整え、アレルギー対応食品や紙おむつなどの備蓄品の確保、人的な配置や養成などの具体的な計画作りを進めます。年度内には避難所がいつでも開設できるよう体制を整えたいといいます。